五井野正博士の月刊「ザ・フナイ」原稿

2015年8月3日(月)

(月刊雑誌『ザ・フナイ』2010年7月号より)
火星計画の目的と地球の大変動

 前号で私の原稿(火星計画の真相)と米国の火星計画発表が偶然にもリンクしていたことをお話いたしました。

そして、そのリンクが偶然かどうか確認してから早ければ、今号で重要なことをお話できるかもしれないということでした。

 その結果は新聞やインターネットニュースで皆さんもご承知かもしれませんが、ロシア科学アカデミーは6月3日、火星への有人飛行を想定した宇宙飛行士の飛行実験を開始し、全世界に公開しました。

 この実験にはロシア人3名、EUからはイタリア人1名、フランス人1名、そしてアジアからは中国人1名が参加しましたが、残念ながら日本人は参加していません。

 その理由は、今年の『ザ・フナイ』3月号、4月号を呼んだ方ならおわかりだと思います。つまり、日本が私の提唱を無視し続けている為の結果だと思います。

 この火星有人飛行実験の開始前に、ロシアは日本企業を対象にロシア極東地域での新宇宙基地建設のための投資セミナーを開きました。

 実はこの極東での新宇宙基地建設は、私がエリツィン大統領やロシア議会に提案し、賛同されたものです。

 それは『ウイッピータイムス』6号(1997年3月1日発行)〔図1〕と『ウイッピータイムス』9号(1997年11月15日発行)〔図2〕に記述されています。

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〔図1〕『ウイッピータイムス』6号

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〔図2〕『ウイッピータイムス』9号

 つまり、事の発端は私がエリツィン大統領に「北方四島返還と日ロ平和条約を締結する草案」を提出し、その提案書が日・米・ロの300の提案の中で最高の提案書と評価され、エリツィン大統領のみならず、ロシア国会からも支持されたことから始まります。(詳しくはウイッピータイムス9号を参照)

 その提案書の第8条に

 「平和条約締結と同時にロシアの極東地域で宇宙万国博覧会を開催し、日本政府とロシアに進出希望の企業に、その万博出展の場所を提供し、日本側は出展パビリオンを自らの手で建設し、日本、ロシア双方がこの宇宙万博を大成功におさめる様努力する事。

 この宇宙博が日ロの経済交流の出発点となり、日本海経済圏を確立する為にも、この宇宙博開催地周辺の港、飛行場、鉄道、道路等の社会整備を日本、ロシア双方が協力し、努力しなければならない。

 日本側は更に、この極東地域との日本海貿易を活発にさせる為に日本側の地方都市の港の整備を行い、この極東地域と日本の主要都市との定期航路を開設する事。

 また、空路に於いてもこの極東地域との定期航路を開設する事。」

 という項目があり、ロシア連邦国会地政学委員会のミトロファノフ委員長が特にこの第8条に賛同して極東に日本とロシアの共同宇宙基地建設を行いたいと何度も私と会談を行ってきたのです。

 この件についてウイッピータイムス6号に詳しく掲載されているのでその一部分をそのまま記述します。


「ロシア連邦においては二年前から大きな評価を受け、ロシア連邦科学アカデミーの副総裁は五井野博士との一時間半に及ぶ会談において、その天才的能力を確認。

 また科学アカデミー東洋学研究所リーバコフ所長はわざわざウイッピー総合研究所まで訪れ、特別な体験に大感激して帰国した程である。

 その時から、人類の月や火星旅行の鍵は五井野博士の手に委ねられていると関係者の間で言われている。

 そして、今年になってついにロシア連邦の特別な宇宙開発に五井野博士の協力を要請してきたのである。

 ここまでの過程は五井野博士のアルメニア工学アカデミーのアカデミシャン授賞式における講演の中でも少し述べられている他、博士の最新の著作「科学から芸術へ」の中でも既に紹介されている。

 また、大阪における末期ガン治療に関する講演の中でも、「メガサイエンス」として次元数学を使って誰にでも解るように宇宙を解明し、さらにウイッピー総合研究所の協力で近々宇宙衛星ロケットが打ち上げられる可能性を示した経緯がある。

 今回、ロシア連邦国会地政学委員会の委員長から正式な要望書〔写真3〕が出されたのを受け、遂にウイッピータイムス紙上で紹介することとなった。

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〔図3〕ロシア連邦国会地政学委員会の委員長から出された 五井野正博士宛のロシア国会の公式文書。

 五井野博士は、一月十四日~二十七日のロシア訪問中、ロシア連邦国会地政学委員会の委員長と五回に渡って会談した。

 博士はかねてよりロシアの宇宙技術の優秀さを力説されていたが、この会談で博士の提案も加えて、ロシアからの宇宙ロケット年内打ち上げと、さらに今後も民間人が宇宙に行けることなどを含めた話し合いが行われ、今後の宇宙開発における協力体制の礎となる会談となった。

 この会談において、宇宙ロケット打ち上げミッション(任務)の企画発案から民間人搭乗者の選択まで、博士の意向が加えられることとなった。

 これにより一般人の宇宙旅行への可能性が、しかも年内にも具体的な形で急ピッチに計画が進んだ。

 ロシア宇宙開発庁が民間人との、このような計画に協力するということは前代未聞のことであり、五井野博士への参加要請は博士がいかにロシア国内で評価されているかというポジションの高さの一端を示している。

 ロシア側から協力要請されたこの計画は五井野博士が日本に帰国するまでに何回もの会談を経て短期間のうちに決定された。

 空理空論を嫌うロシア人の即断力・行動力には目を見張るものがあり、日本では到底考えられないことである。

 文化の架け橋となる五井野画伯の展覧会を世界各国で開催したり、あるいは末期ガン患者を生還させるなど、ロシア人でさえ脱帽する行動力と多彩な才能を持つ五井野博士は、ロシア人にとって将に英雄的存在であるため、博士が提案することに対しロシア全体が協力してそれを実現させていくという驚くべき状況となっている。

 また五井野博士は重力軽減航法あるいは装置の開発の構想を持っており、その理論によれば、打ち上げ時、宇宙飛行士にかかる強い加速による重力を緩和することが出来るため、一般人でも健康でさえあれば宇宙飛行士のような過酷な訓練をしなくても宇宙に行くことが出来るようになるとのことであり、しかも装置の設計なども行い、また、宇宙分野の面の功績により、工学アカデミーのアカデミシャンとなるなど、五井野博士の才能を知る人々の間では多面的な才能を持った人類最高の科学者と称され、一九九五・六年度の顔として世界的権威のあるイギリス・ケンブリッジや米国の世界人名辞典に「マンオブザイヤー」(今年の顔)として選出された。

 ロシア連邦全体は経済的に復興の兆しを見せてきており、方向性さえ見出せれば世界最大の成長市場となり得る可能性を秘めている。

 今回の計画が宇宙旅行事業の起爆剤となってくれることに期待したい。

 世界をリードしてきた旧ソ連時代からの宇宙技術を廃れさせず、平和利用の形で開花させていけるのはすばらしいことである。

 そして何よりも重要なことはロシア側ではいずれ五井野博士にも宇宙船に乗ってもらいたいと告げてきたことであり、宇宙ステーション:ミールが今年十一月頃打ち上げられるその計画の延長線上に月や火星への人類宇宙旅行実現があり、そういう流れの中で五井野博士の協力を要請してきたとも思われる。

 また、五井野博士の希望により搭乗者を何人でも指定出来るため、いずれウイッピー総合研究所の所員も宇宙に飛び立つことが近い将来に現実となるということは、まさに本紙の読者には驚きであり、吉報だと、ここにお知らせ出来ることをうれしく思います」

 そして、ウイッピー総合研究所とロシア側との共同計画によるロケット打ち上げの  地として従来のバイコヌール宇宙基地並びにプレセック宇宙基地の他に新宇宙基地として極東地域もしくは北方四島が指定された。〔図4〕

 この新宇宙基地から火星への有人飛行がスタートするのである。

 ところで、このウイッピータイムス6号の記事は13年前の3月1日とずいぶん前に発行されたものである。この記事の後、[写真1][写真2]にあるように、9月にガガーリンセンターでウイッピー総合研究所の所員である清水貴夫氏と三川かすみ女史が宇宙飛行士になるための試験訓練を始めることになる。

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〔図4〕

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[写真1]宇宙酔い防止訓練を受ける清水貴夫氏。

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[写真2]清水貴夫氏(画面)は、3Gから4Gの加重力テストを受け、合格した。

 そして10月には、ジェフコフスキー空軍宇宙アカデミー総裁のコバリョノク大将(現宇宙飛行士協会会長)が日ロ宇宙飛行共同開発のために来日し、故小渕元総理(当時外務大臣)〔写真3〕や谷垣科学技術庁長官(現自民党総裁)、久間防衛庁長官等と次々に会談して、日・ロの宇宙共同開発について話し合いを行う事になる。

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〔写真3〕小渕元首相の右側がコバリョノク総裁、左側がメリック博士。

 その後、私が提案したLNG新ロケット燃料が日本では第2段目のエンジンに使われる事になったが、本来は宇宙飛行艇用のプラズマジェット燃料として使われるので、日本サイドでは開発が一向に進んでいないようである。

 結局、ロシアは長期間の宇宙航行用として原子力を使うようである。

 と言うのも、原子力エンジンと言うと一般的には原子力エネルギーを使ってロケットを飛ばすとイメージされるけれども、原子力エネルギーとはあくまでも放射性物質が崩壊する時に出る熱エネルギーのことを指します。

 熱エネルギーだけの開放だと核反応と共に急激な高熱が発散されるために原子炉の炉心だけでなく、エンジンさえも溶かしてしまう。

 すると、チェルノブイリ原子炉事故と同じような事故が起きてしまうのだ。

 そこで、原子炉の反応と共に生じる高熱を水で冷やすことになるが、ロケットの場合はそれによって高熱高圧になった水蒸気をエンジンから噴出させて、その反動力で飛ぶことになる。

 つまり、ロケットはエンジンから噴出する高速ガスの反作用の力で飛ぶわけで、決して熱エネルギーで飛ぶわけではないのです。

 しかしながら、水蒸気だけの力では大きな加速力は得られないので従来のロケット燃料で打ち上げた後、宇宙空間での加速に用いる場合なら水蒸気を噴出しながらの飛行が可能になるわけです。
 もっともロシア科学アカデミーサイドでは、火星までの飛行時間を250日間と計算しているから、火星までの往復期間に用いる電力を原子力発電と同じように水蒸気で発電して電力をまかなうようになっています。

 そこで、本来なら火星までの飛行時間と燃料を短縮するには、一度月を中継地として月にある水を燃料補給して飛行するのが一番便利と考えられるわけで、それゆえアポロ計画は元々この様な計画にそって進められていたのです。

 では何故、アポロ計画は途中で頓挫したのか?・・・・その答えは月面に最初に降りた宇宙飛行士、エドウィン(バズ)・オルドリンやアーム・ストロング船長、そしてNASA幹部達が知っています。その謎は次の機会があったら述べることにしましょう。

 そして、何故ここに来て急に米国が月ではなく火星計画を公表し、追順するようにEUとロシア、中国の連合体が火星計画をスタートさせたのか?です。

 その答えは・・・・近い内に地球が大変化して人類が滅亡する危険性があるからです。

 そのため、火星に一部の人たちが移住する計画なのです。

 つまり、『ザ・フナイ』4月号で紹介した『第三の選択』のストーリーは生きていたのです。

 このように述べるとSFまがいの話に聞こえますが、最近の太陽活動の活発化と地球の磁場の減少が火山の大噴火や大地震と関係していることが徐々に明らかになってきて地球に今、大変動が起きつつあることがNASAや各国の科学アカデミーの世界でわかってきたからです。

 ところが、日本では官僚が保守的で危機災害に対して何の問題意識も無いどころか、リスク回避の対策もまったく無防備でリスク管理能力も出来ていない。

 国民も学者も危機・災害に対して政府任せでまったく無関心だから政治にも反映されない。

 それと言うのも日本には海外と連携する科学アカデミーがないため、学問が大学の中だけに閉ざされている、もしくは企業との連携の中での補助金目当ての研究ばかりに埋没している状況のため、国際社会の中で孤立しているのと、日本のマスメディアがこういう情報をまじめに取り上げない習慣があるからだとも言えるでしょう。

 もっとも、日本はそれでなくても情報ソースが米国のコントロール下にあるために真実の情報がほとんど伝わっていないのも大きな原因なのです。

 米国サイドの情報は時々日本のニュースでも流れるが、米国側の都合がよい情報だけだとも言えるでしょう。

 その中の記事から地磁気の問題に関して最新の情報を拾ってみると、2010年3月2日に米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所はマグニチュード(M)8.8を記録したチリ大地震によって地球の自転速度がわずかに増し、1日の長さが100万分の1.26秒ほど短くなり、更に地軸の傾きも変わり、極付近で約8cmずれた可能性があると発表していたことが目に付く。

 同研究所のリチャード・グロス博士はM9.3を記録した2004年のスマトラ島沖地震でも1日の長さが100万分の6.8秒短くなり、地軸の傾きも約7cmずれたが、火星や土星などに向かう探査機の官制(コントロール)には悪影響が出る恐れがあっても変化はごくわずかで、一般の人々には影響はないと述べたことが日本の新聞の記事になっている。

 また、その記事の3ヶ月前のインターネットニュースでは2009年12月24日のナショナルジオグラフィックニュース(米国)で地球の北磁極は現在カナダのエルズミア島近くにあるが、ここ1年でロシアに向かって64km移動したと伝えている。

 そして、1831年の磁極の中心が計測されてから毎年、徐々に磁極が移動していることがわかり、1989年からその移動がスピードアップして、2007年には北磁極がシベリアに向かって1年間に55~60km移動していることが確認されたと説明している。

 そこで、この2つの記事を比較すると、前者の米国のNASAの研究所が伝えているのは最近起きたチリの大地震で地軸の傾きが8cmずれたこと、そしてこのずれは火星や土星などに向かう探査機の官制には多少の悪影響が出るが一般の人々には影響はないということであり、後者のナショナルジオグラフィックニュースでは北磁極が1年間で64km移動したというニュースの違いである。

 地軸のずれが8cmと北磁極の移動が64kmとでは数字だけ見るとあまりにも違うため、ナショナルジオグラフィックニュースを読んだ人は磁極の移動が年々速度を増し、昨年だけで64km移動していることはいずれ地軸の急激な変化が起きるかもしれないと深刻な状況を考えるだろう。

 それゆえ、ネットの世界では話題になったのである。

 ところが、NASAの発表によって大地震の影響でも地軸の傾きはたった8㎝の傾きに過ぎないという解釈に取れると問題点が分散されて地磁気の話題が沈静化される。

 それゆえ、NASAの意図的なニュースを流す日本の新聞を読んでいる人は磁極が移動したと聞いたって、そんなにたいしたことが地球上に起きているわけではないと、のん気に考えるようになる。

 ところが、米国人の意識ある人達の場合、ナショナルジオグラフィックニュースを重要視して、毎年64kmの地球の北磁極の移動は火星や土星などに向かう探査機のコントロールに大きな問題が生じるだけでなく、もっと大変なことが地球上に起きるだろうと考えるようになる。

 そのような視点で考えると、NASAの情報は逆読みして、地球は各地に大地震を起こしながら、磁極の移動の後を追いかけるようにして地軸を傾けていくと考える人も出てくるだろう。

 しかも地軸の傾きが8cmだけでも、M8.8のエネルギー放出になると驚いてしまうのである。
 と言うのも、この北磁極の変化についてNASAのコントロール下に無いロシアの新聞で調べると、2008年9月5日の『リア・ノーヴォスチ』によると、2001年に国際極地探検は最近7年間で北磁極は中心から300km移動し、最近1年間で40kmもロシアのセベムチゼムリャ島に移動したと述べ、磁場の強度も最近20年間で1.7%減少し、南大西洋では磁場の減少は10%にも及ぶと伝えている。

 ロシア科学アカデミーの科学者は磁場の変化によって太陽から来る危険な放射線を防護するシールドに大きな影響を及ぼすと考えている。

 磁場の強度の低下は磁気嵐を活発化させ、それによって国際宇宙ステーションや航空機のコンピューターシステムの障害、さらには地球上の生命に危険を及ぼすと警告する。

 さらに、同じ年の2008年12月2日のノーヴォスチ通信社のニュースになると、モスクワ気候研究所のイーゴリ・コプイロフ教授が2004年に地球は大変動の最初の段階に入ったことを確信していると伝えているのである。

 すなわち、地球の大変動の最初の段階とは、北磁極が移動し始めることによって起きる強い磁気嵐(オーロラ)と地震、それに海洋と大気の変動で、それによって壊滅的な大気現象が引き起こされると説明されているのである。

 と言うのも、地球の回転速度にブレーキがかかると、それによる巨大な熱が放出されて地球温暖化が起きるからと説明する。ということは、コプイロフ教授によれば、地球温暖化の原因は二酸化炭素の増加ではなく、地球の回転速度にブレーキがかかる時に生じる地球熱だということになる。

 さらに、コプイロフ教授によれば、地球の回転が1年に1秒だけ遅れるだけで今までに人類が産業活動で放出した全エネルギーの数百倍もの巨大なエネルギーが放出されるということである。

 そして、地球の歴史は1万3000年ごとに地球的規模の大洪水が起きていることを説明し、最後の大洪水は紀元前1万1100年だったことが地質学的に記録されていると述べている。

 つまり、2010年の今は地球規模の最後の大洪水から1万3110年たっていることになる。

 すると今という時は1万3000年のサイクルの大変動の中にあることになり、再び近い内に地球的規模での大洪水が起きないという保証はどこにもないといえる。

 まさに、地球の終末思想がロシア科学者達によって証明された感である。

このニュースがネットで話題になると突然に私の本『七次元よりの使者』がプレミア付で売買されることになった。ヤフーオークションでは2万円の値が付いた程である。

 それは『七次元よりの使者』(第0巻)の20ページ目に

 「地球は我々の計算では急激な地軸の傾きによる自転の回転速度のブレーキが地球の大気上と地球内部に大きな変化を起こし、そのため地球上では大風が吹き荒れ、地震、火山の爆発が繰り返され火災がひっきりなしに起こるだろうと予測しています。やがて貴方達の東京は地球内部の空洞が重力磁場に押し潰され、一部地表面に抜け出る事に依って一瞬の内に陥没してしまうだろう。」

 という内容と一致しているからだろう。

 と言うのも『ザ・フナイ』の1月号で記したように池田整治氏が『七次元よりの使者』の全文コピーの束から赤線で引いた箇所を示しながら船井会長に「30年以上前に、もう既にこんなことを書いているのですよ」と言ったことからも理解されよう。

 この『七次元よりの使者』(第0巻)は1977(昭和52)年に発刊された小説なのだが、その内容の一部分が31年たってロシアの科学者によって証明されたことに私自身驚く。

 この本はイギリスのロンドンの書店でも大量に注文を受けたから、一部の欧米人に当時話題になった本だったかもしれない。

 いずれにしても、ここ最近の火山の噴火や巨大地震は小説張りに異常としか言いようがないだろう。

 しかしながら、このような自然災害が起きる原因については未だに科学的な解明が全く出来ていない。

 一般人もこれらの災害が偶然に起きているものだと思っているし、異常気象による大災害は身近なところで起きない限り、対岸の火事程度に考えているようでもある。

 ところが対岸の火事は単なる予告、前兆の現象で、これから本格的な大異変が起きて、人類が滅亡する程の事態になるとしたら、我々の科学は結局宇宙や自然界に対して無知だったという結論になる。

 それと言うのも、ニュートンの重力理論では定常宇宙しか考えられず宇宙も地球も絶えず変化している変動宇宙というものがまったく理解出来ないからである。

 例えば、宇宙という海の中を航行している地球という船は嵐に遭ったり岸や島にぶつかったり、海流の変化によって速度が変わったりするであろう。真空中の無の世界を航行するニュートンの宇宙観では考えられない世界なのである。

 例えば、『ザ・フナイ』2010年3月号で中矢伸一氏が『ネイチャー』に掲載されたNASAの研究員の論文を取りあげていたが、その論文には「星間雲(せいかんうん)(interstellar cloud)」のことが記述されていた。

 NASAが打ち上げたボイジャー1号、2号が太陽系の外側まで達した時に6000度の水素並びにヘリウム原子の混合体で出来た星間雲の存在が発見されたのである。

 この星間雲の磁場は4~5マイクロガウスの強い磁場で、この磁場力が太陽圏を圧縮して太陽活動の活発にしていることがわかったのである。

 すると、地球や太陽はどうなるのか?

 例えば、太陽丸という船が大きな波の中に入っていったら、波は船と衝突し、そのエネルギーは船全体を揺らすでしょう。

 すると、太陽丸という船の中の地球という置物は地震があったようにガタゴト揺れるでしょう。

 同じようにして、太陽系を回る地球を考えると、地球丸という船が太陽風の波の中を走行した場合を考えれば、太陽活動の変化による太陽風の波に地球丸がぶつかると、地球は揺れ、地球の中の安定の悪いものはガタゴト地震のように揺れるはずである。

 そうです、もうニュートンの重力理論の魔法から科学者は目を覚ます時です。

 すなわち、地球も太陽も真空の宇宙の中を永遠に変わらずに回転しているというおろかな考え方を捨てるべきです。

 しかも今回、ボイジャー惑星探査機は、星間雲は重力で引き合って存在しているのではなく磁場力で存在していることを発見したのである。

 すなわち、われわれの教科書では星間雲を形成するガスやちりは互いの重力によって引き合い、やがて星になって誕生すると教えられてきたが、これが全く誤りであることがまた一つ証明されたことになる。

 こういう事実が次々と明らかになっても、知識人や学者達はニュートンの重力理論に固執している。

 それは副島隆彦氏が声を大にして述べているように、ニュートンやアインシュタインは、いまや神として崇(あが)められ、科学は宗教のようになっているからである。

 例えば今の宗教団体で言えば、ボスが暴力団や詐欺師であっても、会員達はボスを神様や仏様のように敬うのとまったく同じである。

 この例からもわかるように、もはや現代人は中世の暗黒時代のように思考する能力をまったく失ったかのようなのである。

 ところで、この星間雲の発見で重要なことは、星間雲の幅の大きさは30光年で、この雲は6000度の水素とヘリウム原子の混合体で構成されているという事実である。

 6000度の水素とヘリウム原子、しかも強い磁場を持っている・・・・・このことはすなわちプラズマの状態で存在しているという意味を表す。

 一時、2012年にフォトン・ベルトに太陽系が入るという説が騒がれたが、このフォトンというのはアインシュタイン博士が考えた光子(こうし)のことで、つまりフォトン・ベルトとは「光子の帯」を意味している。

 しかし、光子、つまり光がどうやって互いに引き合って雲のように固定し存在し続けるかは科学的に解明できない。

 それゆえ、フォトン・ベルトはありえない説で、私は前からフォトン・ベルトではなくプラズマ・ベルトと主張していたが、今回のボイジャー探査機によって私のプラズマ・ベルト説の可能性が示唆されたことになる。

 となれば、これから地球はどういう変化をし、人類はどういう変化をするかが私にはわかることになる。その件についてはまた機会があったら述べることにしよう。

 誌面がなくなってきたので最後に一言述べておきたい。

 今、世界中で地震や火山活動が激しくなっているが、前述したチリの大地震が起きたのは今年(2010年)2月27日、日本では午後になるが、その午前中に沖縄本島付近でM6.9の大きな地震が発生していた。

 このような何百年に1回という歴史的な大地震が同じ日に太平洋の東と西で起きたことをはたして偶然として考えられるだろうか?

 偶然として考えて何も因果関係を考えないのはもはや科学ではない。

 逆にリンクしていると考えてそれらの因果関係を考えるのが本当の科学ではないだろうか?

 さらに言えば、火山の噴火や大地震の一連の大変動を終末思想一つで片付けてしまうとすれば、人類はいつまでたっても幼稚で宇宙の高度な存在の仲間には入れないであろう。

 それゆえ、これらの大変動が何の原因、何の力や作用によって引き起こされているのかを探求するのが真の科学というものである。

 今、地球上で起きている表面的な現象はそれを真に観測すれば、ニュートンやアインシュタインという宗教が崩壊するという前兆を表していることに気づくだろう。

 そこで、一刻も早くこのことに目覚めて正しい科学の中に人類が歩まねば、本格的な大変動の波がやってきた時にその波を乗り越えられずに大災害(地獄)となって人類はその中に落ち込み、もはや至福の天国という幸福世界は夢のまた夢の中にバブル(泡)のように消えてしまうだろう。

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